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母校 筑紫女学園創立百周年を迎えました
筑紫女学園は創立百周年を迎えました。1907年(明治40年)、警固の地に水月哲英先生によって創設されました※1。全生徒数139名で開校した母校は、いまや一学年約1900名の生徒、学生等が通学する総合学園に発展しました。
この百年は社会的、歴史的にも実に激変の連続の時代でしたが、創始者の仏教教育を中心とした女子教育に対する篤い志は次々と受け継がれてきました。更に多様化していく時代において、私学の独自の教育方針の特徴を生かして対応されて進めていかれることでしょう。
5月12日(土)14時より、記念式典が新装なった筑紫女学園中学・高等学校講堂に於いて、浄土真宗本願寺派ご門主・大谷光真様、お裏方・大谷範子様をお迎えして、下記「式典次第」で挙行されました。
来賓の方々や学生、生徒代表など約1200名が参列し、荘厳な奏楽のなか、勤行は音楽法要で行われました。
「筑紫女学園 創立百周年記念式典・祝賀会」小冊子から、理事長挨拶、ご門主祝辞、文部大臣祝辞を以下に掲載。
式典を終え、会場をホテルニューオータニ(博多区堅粕)に移し、下記「祝賀会次第」にて祝宴が行われました※2

※1:創立百周年記念で発刊された「宗信」の開校までの歴史が詳しい。
※2:「筑紫女学園報」62号に式典、祝宴のレポートとメッセージが掲載されている。



式典次第

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開式の辞
縁儀(路楽) 楽人・聖歌隊代表入堂
止楽
献華・献灯・献香・献供(賛歌「捧げまつらん」)

ご門主様・お裏方様御臨席
ご門主様・お裏方様御焼香
導師入堂
導師焼香
持念
止楽
勤行(音楽法要)
讃歌「いちいちの花」
至心礼
表白
発起序
重誓偈
念仏
賛歌「弥陀成仏の」
回向

持念
導師退堂
止楽
楽人・聖歌隊退堂
理事長式辞
ご門主様お言葉
来賓代表祝辞
学生・生徒・園児代表 慶びの言葉
校歌斉唱
閉式の辞





ご挨拶

学校法人 筑紫女学園
理事長 井浦 順爾


本日は、本願寺ご門主大谷光真様、お裏方大谷範子様をお迎えし、本学園創立100周年の記念式典を挙行する運びとなりましたことを、こころから深く感謝申し上げます。

また、日頃から学園に対して篤いご支援を頂いておりますご来賓の皆様を始め、多くの方々をお招きしこの日を迎えられましたことは、学園関係者一同大きな慶びであります。

学園は、1907(明治40)年、当時筑紫郡警固村と呼ばれたこの地に水月哲英によって創設されました。爾来、明治・大正・昭和・平成とわが国が大きく変貌する時代を、そのつど時代の波に影響を受けながらも流されることなく、仏教、特に浄土真宗を開かれた新鸞聖人のみ教えを、教育の根幹としてこの100年を歩んでまいりました。

今日私学を取り巻く厳しい環境のなかにあって、なお建学のこころを見失うことなく女子教育に取り組むためには、多様化する時代を見据えてさらに教育内容を深化させ、私どもの学園が地域社会の負託に応え得る学校であることを目指していかなければなりません。

おかげさまで、太宰府にあります大学には今春大学院を開設することができました。今後も学園発祥の母体である中学・高等学校と併せて、より確かな教育活動を展開してまいる所存です。

これからも本日ご列席下さいました皆様のご支援を願い、学園をここまで育ててこられた諸先達のご意思を受け継ぎ、この100周年を契機に101年以降に向けて確かな第一歩を踏み出してまいりたいと存じます。本日はまことに有難うございました。

「学校法人筑紫女学園 創立100周年記念式典」冊子より





祝 辞

浄土真宗本願寺派
門主 大谷 光真

このたび、筑紫女学園が創立100周年を迎えられますこと、心よりお喜び申し上げます。
学園は1907年、水月哲英師により、仏教精神、浄土真宗のみ教えに基づく宗教教育、女子教育の確立を目指して創設されました。以来、数多くの幅広い教養と創造性豊かな人間を育成され、幼稚園、中学校、高等学校、短期大学部、4年制大学を備えた総合学園として成長されました。さらに、本年4月には、より専門的な知識や技術の習得を目的とした大学院人間科学研究科(共学)が設置され、現代社会における複雑で多様な問題にも積極的に取り組まれています。

ここに創立100周年という記念すべき年を迎えられますことは、法人役員や教職員の皆様はじめ、在校生、同窓生、保護者の方々、また地域の皆様方のご尽力、ご支援のたまものと深く敬意を表します。

今日、私たちは、人権抑圧、武力紛争、地球規模での貧富や環境問題など、いのちの尊厳を揺るがす困難な課題に直面しています。これらは、経済的な合理性や効率性など、目先の利益を追求し、自分たちにとって都合のよいいのちだけを優先してきた結果ではないでしょうか。

すべてのいのちは、阿弥陀如来が救わずにはおかないと願われた平等ないのちです。阿弥陀如来の分け隔てない光を仰ぐとき、すべてのいのちは網の目のようなつながりの中で互いに支え合っていることに気づかされます。このつながりの中で生かされている私であることを思えば、自分を支えている他のいのちに対する思いやり、感謝の気持ちが生まれ、より広い世界へと心が開かれます。

創立100周年の喜びを共にして、建学の精神のもと学園が、学生・生徒、一人ひとりの能力を最大限に伸ばし、目まぐるしく変化する現代社会のさまざまな課題に主体的、積極的に取り組む人間、宗教的情操豊かな人間の育成に努められ、より一層充実、発展されますことを念願いたします。

「学校法人筑紫女学園 創立100周年記念式典」冊子より





祝 辞

文部科学大臣
伊吹 文明

学校法人筑紫女学園創立100周年を心よりお祝い申し上げます。
筑紫女学園は、明治40年、アメリカにおける女子教育の進展を自ら体験された水月哲英先生が、「私立筑紫高等女学校」を開設したことに始まると伺っています。

以来、100年の長きにわたり、幾多の困難を乗り越えつつ、戦後の新制中学校、高等学校の開設、昭和40年の短期大学の開設、昭和47年の幼稚園の開設、昭和63年の大学の開設と、着実な発展を遂げられ、これまで多くの有為な人材を輩出し、我が国の文化や社会の発展に大きく貢献してこられました。関係の皆様方のたゆみない御努力に深く敬意を表します。

個人の価値を尊重しつつ、その能力を伸ばし、志ある国民を育て、品性ある国民による品格ある国家・社会をつくるために、教育が重要であることはいつの時代も変わりがありません。私は、昨今の教育上の様々な課題の解決に向けて、昨年、約60年ぶりに改正された教育基本法の精神にのっとり、教育に携わる方々とともに教育改革に取り組んでいきたいと考えています。

私立学校の振興もその一つです。改正教育基本法では、新たに私立学校の振興に関する条文が設けられましたが、建学の精神に基づき特色ある教育が行われている私立学校においては、創造性・独創性に富んだ人材の養成に、引き続き大きな役割を担うことが期待されています。

こうした中、このたび創立100周年の節目を迎えられた筑紫女学園では、「自律・和平・感恩」の建学の精神のもと、新しい時代に即した特色ある教育が実践されていると伺っています。大学・短期大学部では、時代の要請にこたえるべく、学部・学科の改組やこれまで長年培ってきた女子教育の研究成果を生かした地域貢献事業の実施など、教育研究の充実を図られています。また、中学・高等学校でも、豊かな学園生活を支える教育環境を整備し、生徒一人一人が各々の目標を見据えて互いに切磋琢磨できる、きめ細やかな教育を展開されています。

今後も、こうした取組に対する社会の期待は、ますます大きくなるものと考えており、栄えある100周年を機に、今後とも、役員、教職員並びに関係の皆様方の更なる御研鑽と御尽力により、筑紫女学園がより一層の発展を遂げられますことを祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

「学校法人筑紫女学園 創立100周年記念式典」冊子より






「創立100周年記念式典」の後、場所をホテルニューオータニ博多にうつして祝賀会が下記の通り行われました。


祝賀会次第

一、開会の辞
一、管弦楽演奏
一、理事長挨拶
一、ご門主様お言葉
一、お裏方様お言葉
一、来賓祝辞
一、筑前琵琶演奏
一、乾杯

<祝宴>

一、校歌斉唱
一、閉会の辞


投稿日時: 2007年08月16日 20:12
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