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名誉会長あいさつ
磨かれた力に期待したい 
名誉会長 小柳 和孝(筑紫女学園中学・高等学校校長)

卒業生の皆様には、日頃から母校へ熱い思いを寄せていただくとともに、教育活動へのご支援とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。

昨年末の全国女子駅伝では、一区が転倒に動ぜず各選手が力を出し切っての結束のタスキリレーで4位入賞という躍進を見せた姿に、全国の卒業生の皆様に大きな感動と希望をもたらしたことと存じます。今後もご声援をお願い申し上げます。

また、本年度精華会総会の時に、学校から「筑紫女学園は今〜私たちのスクールライフ〜」と題し、中学校・高等学校の現在の教育状況のプレゼンテーションを行い、さらに高校コーラス部(本年度九州大会出場)の合唱をご披露する機会を得ました。制服姿の後輩の登場を大変喜んでいただきました。

さて、本年度高校1年生から「SBE維持可能なビジネスと環境プログラム」という、英語の新しい授業がスタートしました。現代のキーワードである「維持可能な社会」について、すべて英語を用いて多角的に学び、グループで考え討議しています。ディスカッションやプレゼンテーションを中心に、思考力、協働力、問題解決力を鍛えて、2020年度大学入試に対応し、また、グローバル社会で個性を活かし活躍できる女性の育成を進めています。

校長室の窓から、中庭の紅梅の次に白梅が順番に花を開かせているのが見えます。3月卒業式の時期になると、玄関前の鶯宿梅の古木が見事に開花します。『随処に主となれば、立つ処皆真なり(いつ、どこにあっても主体性を持ってやれば、そこが理想の場となる)』(臨済録)という教えがありますが、まさに春を待つ樹木は、その育つ土地の環境の中で心静かに開花の準備をします。「境遇は選ぶことはできないが、生き方は選ぶことができる。置かれた場所で咲きなさい。」という言葉を故渡邊和子さんは残されました。生徒達が卒業した後も与えられた場で自分自身を磨き活かし、あらゆるご縁を大事にして人生を逞しく生きてもらいたいと、私は願っています。

来年度は学園創立110周年を迎え、精華会の皆様に学校が一層発展し輝く姿をご披露できるよう、教職員一同尽力致します。

卒業生の皆様、どうぞ母校をお訪ねいただき、在校生に激励をしていただければ幸いです。今後の精華会のご発展と卒業生の皆様のご健勝、ご活躍を念じ申し上げます。


2017年4月発行「筑紫」60号記載


投稿日時: 2017年09月12日 18:00
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