会長をお受けして

精華会会員の皆様、コロナ禍の中、いかがお過ごしでしょうか。
この度任期満了に伴い、原田裕美子会長がご勇退され後任として、はからずも会長の任をお受けいたしました新27回生の佐藤みさおでございます。
筑紫女学園創立百周年で当番学年を務めさせていただいて以来、会計、常任幹事、創立百十周年記念式典後に副会長となり、今日までお役の経験をさせていただきました。その間、占部顧問からは女子教育の理念と目標を、加留部顧問からは先輩としての友愛を、熊谷顧問からは美しい文章と筑女生としての心構えを、そして前会長 原田会長からは新しい精華会の礎を導いていただきました。市原顧問、大村顧問とは残念ながらお話する機会に恵まれませんでしたが、ご挨拶文等を拝見するに長い歴史と伝統の重みをひしひしと感じております。
さて、このご時世 同窓会活動においても皆様お察しくださっているとは思いますが、顔を見てのコミュニケーションが取れず、また女性の社会進出は喜ばしい限りではありますが、常に時間の制約を受けております。ゆえに、会議のリモートでの開催、精華会の名簿管理、会費管理、事務局の管理を電算化等いたしまして合理的に運営できるよう努めて参りたいと思います。
皆様にはご迷惑をおかけしないよう精一杯配慮してまいるつもりですが、不手際がございましたらどうぞご意見をお聞かせください。
「我に才略無く我に奇無し。常に衆言を聴きて宜しき所に従う」この言葉を胸に、歴史と伝統を重んじ、尚且つこれからの世の中に合うように、新しいものへ挑戦しようとする勇気を併せ持つ精華会を目指していく所存です。なにとぞお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
最後に新型コロナの状況が大変危惧される中、皆様のご健勝をお念じ申し上げます。

令和3年6月13日

コロナ禍の教育活動 精華会名誉会長 松尾 圭子(筑紫女学園中学校・高等学校 校長)2021年4月発行 会報誌64号より

精華会会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。また、会員の皆様方には、日頃から深い慈しみをもって母校を見守っていただき、奨学金の給付をはじめ、本校の教育活動にご支援・ご協力を賜り心より感謝申し上げます。

世界中が新型コロナウイルス感染症という危機に直面し、その対応と先行きが見通せない不安を抱えながら1年が慌ただしくて終わろうとしています。国の全国一斉休校の要請を受け、本校においても3月から休校措置を講じることになりました。2月下旬に紫苑祭の中止を生徒に伝えた時は筑紫会会長に泣かれてしまい、慰める言葉もありませんでした。振り返ると、その中止決定はこのコロナ禍のエピローグに過ぎませんでした。次々と行事の中止決定が伝えられる中で、3月3日の卒業証書授与式だけはなんとか実施したいと考え、全員マスクを着用した上で、卒業生、保護者、そして教職員のみで式を行いました。卒業生の中には学び舎を巣立った後は再び学校に足を運ぶ機会がない人もいるでしょうから、無事に式を終えられた時は安堵しました。令和2年度は中学校158名、高校431名の新入生を迎えましたが、入学式は中止。その後の3か月に及ぶ休校期間中は、iPadを活用したホームルーム、面談、授業、グループ学習等をリモートで実施し、生徒の学びのサポートを行うことはできましたが、3年の部活動生にとっては引退試合となる大会も相次いで中止となり、気持ちを切り替えることが大変難しかったことと思います。体育祭も中止、代替案での実施となりました。そして全国高校駅伝県大会は、博多の森陸上競技場でのトラックレース、無観客での実施でした。タイムは1時間7分57秒で、本校の県大会34年の歴史の中で歴代トップの記録でしたが、北九州市立高校に逆転され全国大会出場は叶いませんでした。寒い中、京都まで応援に駆けつけてくださる精華会の皆様には後輩の力走をご覧いただけず残念でなりませんが、来年のご声援をよろしくお願いいたします。

急激な社会環境の変化、教育改革、そして感染症対応によって、これまでとは違う発想で教育活動を見直すという重い課題が学校に突き付けられています。教育の流行への柔軟な対応は当然のことですが、人としての在り方生き方や教育の不易の部分を疎かにしないよう意識したいと思います。そして筑紫女学園の創設者である水月哲英先生の建学の精神を継承し、諸先輩方に負けないくらい、新たな時代を逞しく切り拓くことができる生徒の育成に邁進する所存でございますので、今後ともご支援の程、よろしくお願いいたします。

新型コロナ第3波の状況が大変危惧されます。会員の皆様のご健勝と筑紫女学園精華会の益々のご発展をお念じ申し上げます。